日常記録やゲームの感想とか、創作や二次創作の絵や妄想を好き勝手に綴っていく、独り言の日記。
 


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与太話

日記 - 日常の雑記

果てぬ原初の黒い海
全てを満たす白い影
 
存在してたのかも疑うくらい遠い昔のこと。
どんな願いもいくらでも叶える二心一体の概念存在がありました。
やがてあらゆる生命たちに神扱いされ、その信仰心を一身に集めていました。
善悪の判断ができない二心一体の概念は言われるままに願いを叶えていたので、時に生命を急激に発展させ、時に生命を滅ぼすことを繰り返していたのです。
それを理由に、嫉妬していた神たちは一致団結して、二心一体の存在を分断しました。
片方は力の源を失って弱り、片方は力を使う媒体を失って眠りにつきました。
 
当時の神々の存在が消滅したころ、力の源を失った概念は活動を始めました。
眠りについた概念が力を使えずどんどんと巨大化していく外宇宙を止めなければいけなかったし、元の二心一体に戻るためでした。
 
 
 
寂しがりやの星たちは、周りのものと離れたくなくて重力を身に付けひとつになろうとしていた。けれど不慣れな力は上手く使えずくるくるとお互いに周るばかり。広がり続ける宇宙のせいで距離を広げている状態だった。
そんな折、星喰らう化け物という存在が現れた。星を食いその身に取り込んでひとつの存在にするという。
それはかつてどんな願いも叶えて他の神々に悪神呼ばわりされていた概念の片割れだが、星たちにはそんなことはどうでもよかった。星たちにとっては願ってもない存在だった。