好きなんだよ
8年ぶりくらいに、コイツら描いてる。
擬人化の沼は深い・・・這い出て抜け出すのは無理なんだと痛感した。
大好きなのさ・・・軍寺が、ミリタリースプラッシュの連中が・・・。
好きなんだよ
8年ぶりくらいに、コイツら描いてる。
擬人化の沼は深い・・・這い出て抜け出すのは無理なんだと痛感した。
大好きなのさ・・・軍寺が、ミリタリースプラッシュの連中が・・・。
それでも絵は描きたいんですよ
不安な事とか、イライラした事とか。
そういう心情って、すぐ絵に出てしまう不思議。
鬱な絵を描こうとして我に返る。
うずしお、これでも、とてもデリケートな精神なのよ。
メンタル弱いし、ストレスに凄く影響される。
好きを好きと言える勇気
かっこよさそうに見せかけて、いつもの残念なクローン隊。
ただの思いつきネタなので、細かい事はスルー推奨。
うちの接続組はⅨ籠が大好きだけど、もし相方と鴉どちらかしか助けられない状況になったら、迷わず相方を選ぶ。
鴉もその事は分かってるし、咎めるつもりは無い。寄ってくる接続組に悪い気はしないけど、いつか死ぬと知ってるから少し距離置きたいと思ってる。
・・・割とそんな関係。
ボス思いの部下
恨みは無いがボスの為。
描き終った後に、あのペンギンのカキ氷機はただの着ぐるみの可能性が高い事に気が付いてしまった。
うずしおはカキ氷機の付喪神か精霊だとずっと思ってた…。
文字の大きさに差がありすぎるのは、うずしおが漫画描き慣れてないせいです、ハイ。
自分のことより相手を知っている
声をあげて
名前を呼んで
一度だけでも
それが最後でも
アーミィはちゃんと笑顔できるけど、Ⅸ籠は嬉しいときにする笑顔が下手なイメージある。
鬼塚ちひろの「私とワルツを」って楽曲が大好きでして。
「月光」と「茨の海」も大好きです。
歌詞が難解すぎて意味が分からないのだけど、不思議と泣けてくる。
「茨の海」の、大切な人が傍から居なくなってしまってどうしようもなく愚かな事してしまってるっていう雰囲気が、何となくウチのⅨ籠にイメージ近いものがあって辛い。
昔、「我々は地球に立ち宇宙に包まれているが、頭の中で宇宙の事を考えれば宇宙を包んでいる事になる」とか、何かこんな哲学をラジオで聞いた。
ラジオなんて今までの人生で片手で数えるくらいしか聞いた事無いってのに、たまたま付けてみたらとても共感できる事を聞けてよかった。
普通に考えたら「は?何言ってんの?」って思われる考え方だけど、不思議な共感性がある。
そういうところが哲学らしい気がする。
価値観、経験、自己が導き出す、正解の無い答えだから。
黒を望み、黒に憧れる。
だからこそ、全てを司るものとして白を選んだ。
望まれぬ白は黒の代わりとして、何色にも染まる白が全てであるように。
・・・っていうのが、うずしおにとって、人生最大の精神的な愚行だったかもしれない。
でも、自己満足は大事なんだよ。心の支えは必要。
本物に手が届かないのなら、偶像くらい造ってもいいじゃない。本物よりも理想的な存在として…。
今日の日記は、うずしおらしいな。
そう、これでこそ私とワタシ。
素直にありのままの自分を表現できるのは幸せな事だ。
久遠
望むものは
ひとつなのに
願う事は
同じなのに
逃げ出して
野生になった猫も
飼われ続けて
調練された鳥も
どちらか死ぬまで永久の追いかけっこ。
仕事中は「帰ったら絵描くぜ!」って意気込んでるんだけど、家に着くと疲れて気力が無いっていう繰り返し。
・・・自分に負けたくない。
短文 2本
鎖&Ⅸ籠と刺斬&Ⅸ籠の短いお話2本。
書いた時期が違うので、何となくキャラ同士の温度差があるのはご愛嬌で…。
しとしと降る雨。
汚染された大気を含む黒ずんだ雨雲は、濁った色の雫を地上に撒く。
「あ~ぁ。予報じゃあ、降るのはまだ先だったってのによ」
不満の気持ちを込めて、鎖が呟いた。いつもならツンツンと鋭く逆立った深紅の髪も、すっかり水気に負けて頭や顔に張り付いている。溜め息をひとつして、顔に張り付く髪をかき上げると、辺りを見回した。
戦いが終わった平地。ぽつりぽつりと死体が転がっているだけで、雨宿りできそうなものは無い。
「刺斬が迎えに来るまで、もうちょっと待ってろよ」
隣に立つⅨ籠に声をかける。
Ⅸ籠は返事をせずに、遠くを見ているだけだった。
薄暗い空から落ちてくる雫は辺りの死体の血を洗い流し、気まぐれに吹き付ける風は生臭い鉄の匂いを押し流す。
寒い時期ではないとはいえ、冷たい雨はゆっくりと身体の熱を奪っていく。
鎖は片手で自分のロングコートの裾を掴んで広げると、Ⅸ籠が雨風を受けないようにした。
「どういうつもりだ」
Ⅸ籠が怪訝な顔で鎖を見上げてきた。
その様子に鎖は少し安心した。戦闘後なものだから、もしかしたらⅨ籠の気がおかしくなっているのではないかと、心配していた。Ⅸ籠は、時々そういう事がある。
「鳥って、羽がすぶ濡れになると飛べなくなるって聞いたからな。飛べないと困るだろ?」
鎖はニッと笑って答える。やはりというか分かってはいたが、Ⅸ籠の反応は良くない。眉間にしわを寄せて睨まれた。
「オレは鳥じゃないし、雨に濡れたくらいで機動力は変わらないぞ」
「冗談だっつの」
正論で返されて、鎖は少し苦笑いを浮かべる。
「寒いから風邪引くだろ?」
「オレは戦闘に支障が出ないように管理されてる。だからお前が心配する必要は無い」
心配から出てきた本音を言えば、身も蓋も無い返事が返ってくる。構われたくない。優しくされたくない。Ⅸ籠からはそういう態度がひしひしと伝わってくる。
“戦闘に支障が出ると困る”・・・そう考えているとⅨ籠に思われた事が、少し悲しかった。風邪を引いて辛い思いをさせたくなかっただけなのに。
「まあ、いいじゃねぇか。俺がこうしてたいんだよ。お前が嫌だってなら、やめるけどよ」
鎖はⅨ籠の睨む視線を押し返す気持ちで、笑顔を見せた。
Ⅸ籠に対する気遣いは、優しさになれない。世話焼きでもなければ、お節介にすらさせてもらえない。
完璧である事を強要された不完全な生物兵器には、他人の厚意なんて心に届かない。
だから、これはただの自己満足。
「……変なヤツ…。好きにしろ…」
Ⅸ籠が遠くを見るように視線を戻した。
人の優しさを避けようとするが、その殆どを許してくれる。もしかして、これがⅨ籠なりの優しさなんじゃないだろうか。鎖はふとそんなことを思った。我ながら、バカバカしいくらい都合のいい解釈だと思うけど。
「お前も、刺斬も、必要ない事をやろうとする…。オレなんかに…、……」
ぽつりと、やっと聞き取れるくらいの言葉が聞こえた。最後の方は聞こえなかったが、Ⅸ籠の目つきが少しだけ穏やかになったように見えた気がする。
その横顔に、鎖は顔を綻ばせる。雨の冷たさも張り付く髪の不快さも、どうでもよくなった。
◆◇◆◇◆
ガンガンと、ドアを叩く音がする。
狭い部屋にその騒音はやたらと響いた。
ノックにしては乱暴で、ドアを叩き壊すには不足すぎる。まるで、力の加減ができていないような。
刺斬は疲れが残ってる身体をソファーから立ち上がらせた。
鎖が鍵を忘れて部屋を出たか、それとも鍵を失くしたか。ドアを開ければすぐに分かる事だから、考える気にはならなかった。
しかしドアを開けると鎖の姿は無く、少し目線を下げれば、闇夜を纏うような金色の目が見上げていた。
「ボス…何故ここに?」
ここに来るはずのない人物の姿に、刺斬は咥えていたタバコを落としそうになって、慌てて掴んだ。
「来てやったぞ」
「はぁ…、そりゃどーも」
刺斬は軽く頭を下げる。突然の事に呆気に取られて、気の抜けた返事をしてしまった。
珍しい。というか、初めてだ。まともな食事をしてもらいたくて時折、Ⅸ籠を無理矢理に連れて来る事はあったが、Ⅸ籠自らここへ来る事は今まで一度も無かった。何か大事な話でもあるのだろうか。
刺斬はⅨ籠を部屋へ入れてソファーに座るよう促す。Ⅸ籠は音も無くソファーに腰掛けると、黒いヘルメット取ってそれを膝の上に置いた。
漆黒色のヘルメットと闇夜色のマントの身なりとは正反対の、透ける様な白銀色の髪が流れる。自分自身の事を全く気にしていないのか、その白銀色美しさには到底似合わない乱雑な髪型だった。いつか綺麗に切り整えさせてあげたいが、そんな事を言ったら怒ってしまうだろうか。
刺斬はすぐにタバコと灰皿を片付けた。子供の身体にタバコの煙は良くない。
「何か…、大事なお話しでも…?」
Ⅸ籠と同じ目線の高さになるように片膝を着いて、少し緊張しながらⅨ籠に問う。
Ⅸ籠に注意されるであろう事は目星がついていた。会議に遅刻する常習犯であり、内容が全く役に立たない話が続くと退室している。鎖によく止められてはいたが、それを振り切るのも毎度の事だった。
他には、Ⅸ籠の忍器が少し刃毀れしていたから、勝手に研いだ事もあった。
他には、自室のキッチンにある機材では調理できないからと、料理長に内緒で厨房へ侵入して料理した事もあった。
他には…。
「大事な話は無い…けど…」
あれこれと巡らせていた思考が、Ⅸ籠の言葉でぴたりと止まった。Ⅸ籠は、はにかむような顔を微かに見せた。こんな顔を向けてくれたのも初めてかもしれない。いつも機嫌が悪そうな顔か怒った顔した見たことが無かった。
「お前の料理を食べてやるから、作っていいぞ」
「へ?」
思っても無かった話に、刺斬は固まった。今、Ⅸ籠が言った言葉は、あまりにも自分の耳を疑う内容だった。
「嫌ならそれでいい。これは命令じゃないからな」
「いえ、是非に! お作りしますよ!」
刺斬は思わず大きな声を出した。Ⅸ籠から命令ではなく頼み事をされたのは初めてで、しかもしれが自分が好き好んでやっている料理なのだから。断る理由が無い。
「何をお作りします?」
嬉々として尋ねると、Ⅸ籠はきょとんとした顔で目を丸くした後、口ごもった。
「あの…、あれ。前に、食べたやつ…の…」
たどたどしく言いながら、何か考え込むように目を閉じるⅨ籠。
「黄色い皮の中に小さいウジ虫みたいなのがいっぱい入ってて、血みたいなのが乗ってるやつ。それか、白っぽい血管みたいなのがたくさんあって、すり潰した内臓みたいなのが乗ってるやつ。どっちでもいい」
「あの…、それ…食べ物…ですよね…?」
刺斬は極力平静さを保って言葉を発した。何だろう、何を言っているのかさっぱり分からない。食べ物を言ってるのか死体を言ってるのか。もしかして謎々のつもりか。いや、Ⅸ籠はそんな無意味な事をするはずがない。
刺斬が考え込んでいると、Ⅸ籠は顔をしかめた。怒っている様子ではなく、困惑しているようだった。
「刺斬の料理の名称は、知らない」
と、小首をかしげて、Ⅸ籠が言った。
ああ、そうか。と刺斬は納得した。料理を食べさせてはいたが、知ってるものだとばかり思って料理名をⅨ籠に教えたことは無かった。まさかとは思ったが、本当に知らないらしい。
「すんません。料理名をお伝えするの失念してましたね」
刺斬は立ち上がって、部屋の隅にある机の引き出しから、クリップで留められた薄い紙の束を取り出した。もう随分と見ていない、料理本から抜き取った数十ページの束。それの埃を払って、Ⅸ籠へ手渡す。
Ⅸ籠は紙の束を1枚ずつ見て、そこから2枚を抜くと、こちらへ見せた。そこに載っている写真は、オムライスとミートソーススパゲティだった。
なるほど。Ⅸ籠が言った死体のような例えを理解した。薬ばかり食べさせられて、まともな食事をしていないから妙な例え方になってしまうのは仕方ないのかもしれない。
「今、卵切らしてるんで、ミートソースを作ります。その…内蔵すり潰した方です」
そう言うと、Ⅸ籠は頷いてレシピの束を返してきたが、刺斬はそっとⅨ籠へ押し戻した。
「そのレシピは、ボスに差し上げます。気になるのがありましたら言ってください。お作りしますんで」
そう言って刺斬は狭いキッチンへ向かった。そろそろ鎖が帰ってくるかもしれないから、鎖の分も一緒に作ろうと思った。昨夜もミートソースだったが、鎖なら文句は言わないだろう。
食材を用意しながらⅨ籠の方を見遣ると、Ⅸ籠は興味津々にレシピの束を眺めていた。
その様子に刺斬はくすりと笑う。今日は思いっきり美味しいミートソースを作ろうと心に決めた。
終わる