遊
その少年は、子供の遊びを知らずに育っていました。
手に与えられたものは、人を殺す為の兵器。
頭に教えられたものは、人を殺す為の知識。
体に修められたものは、人を殺す為の技術。
聞かされる言葉は命令。
紡ぐ言葉は了解の返事。
誰よりも血を見てきた。
誰よりも死を知っていた。
「ジャンケン…やりたい…」
初めて教わった遊びは、とても単純で単調。
「ジャンケン? いいよ」
だけど、それが何よりも楽しかった。
勝っても殺さない。
負けても殺されない。
とても不思議な遊び。
・・・なんて。アーミィは、きっとこんなんだろうな…と。
今日も暑かったです。でも夜は雨が降って寒かったです。
湿気が・・・嫌いすぎます。絵を描くにも紙が湿気って、描く気が起きません…(汗)