あれは・・・

日常の雑記 - 日記

遠くで聞こえる怒鳴り声。
毎夜決まった時間に響く電子音。
誰かの泣き叫ぶ声。
恐怖を煽るように吹き抜ける風の音。
 
記憶の奥底に残っている不安と孤独。
断片的な心象。曖昧で朧気な生活。
 
自分は何をしていたのか。
まったく思い出せない。
 
空白のあの日々。
 
 

通り過ぎた古い時間。遠い遠い過去のこと。
あの時、私は確かに家にいた。だけど父と母と弟は、どこにいたんだろうか。
思い出せない記憶は何とも恐ろしい。