日常記録やゲームの感想とか、創作や二次創作の絵や妄想を好き勝手に綴っていく、独り言の日記。
 


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小さな物語を

日常の雑記 - 日記

そのドラゴンは真っ白で、醜いほど形が無かった。
 
その少女には、力が必要だった。
民を外敵から守るための。
国を戦争から守るための。
争いの無い世界をつくるための。
 
極東の森の奥深くにいるという、伝説の真っ白なドラゴン。
この世の全てを支配する力を持ち、法則そのものを捻じ曲げる。その力は神をも凌駕すると謳われている。
しかし、その性格は極めて凶暴。目撃者が極端に少ないのは、生存者が殆ど居ないためだと噂されている。
少女は、縋る思いでドラゴンを探し始めた。
 
苦難の末に辿り着いた森は、近寄りがたいほどの美しい森。
真っ白なドラゴンは確かに存在していた。影も映らないほどの純白色。絶えず形を変える姿はおぞましく悪夢のようだった。
けれど、噂に聞く凶暴な性格ではなかった。その姿の恐ろしさから生まれた、ただの風説だった。
 
少女の懸命な説得に、真っ白なドラゴンは心打たれた。
真っ白なドラゴンは3つの記憶と引き換えに、戦争を無くすという願いを叶えた。
ひとつ目は、人々から悲しい戦争の記憶を。
ふたつ目は、人々から真っ白なドラゴンの存在を。
みっつ目は、少女の苦難の旅の記憶を。
 
その後、真っ白なドラゴンを見た者はいない。
 
 
 
・・・・・そんな願いにも似た夢だった。
少女は明らかに某方の子の前世のイメージだった。
夢は自由の世界。
 
今日は、ヒックとドラゴンが観たくて、ブルーレイレコーダー代わりにプレステ3を9年ぶりに起動。
ドラゴン最高よな!! もうこのひと言しか出ない。うずしおもドラゴンに乗って空飛びたい。
 
うずしおは死んだらドラゴンに会いに行く。必ず…必ずだ!