車の故障
それはいつも通りの仕事帰り。
何の変哲もなく、記憶にも残らない日常の一部の時間。
…しかし。
突然、暑くなってくる車内、プラスチックか何かの熱せられるような香り、ブルブルとしたバイクような重低音を響かせ始めるエンジン音、チカチカと点滅し始める黄色の警告ランプ。
触覚・嗅覚・聴覚・視覚…五感の内の四つから異常を感知した。
あ、これヤバイやつ。
アクセルを踏んでも、重く進みにくくなった車を慌てて道路の端へ。
すぐに警告ランプの種類を調べるとPGM-FI警告灯だと判明。説明には「枯草などの可燃物のない安全な場所に停車し、10分以上エンジンを止めて冷やしてください。」と書かかれていた。
危険な予感しかない。
「50km/h以下で走行して販売店で点検受けてください」と書いてあるが、そこまで走行できる気がしないし、もう閉店時間。ロードサービスに電話するも混雑中で至急の対応は無理。
どうにか近くのコンビニまで車を走らせて、停めさせてもらった。優しい店員さんで本当に良かった。
車を修理に出さなくては…!